今回はお勧めの書籍を紹介します。
テレビでもお馴染みの順天堂大学医学部教授
小林弘幸氏が書いた
「整える習慣」という本です。
生活のすべての場面で整え方を紹介する本です
今回の「整える習慣」は題名がまさに自律神経における本質であると感じました。
自律神経は生活習慣と大いに関係しています。
自律神経を改善させようとすると食事や運動、睡眠などに気を付けることと思います。
気を付けて実行したとしても習慣にしてしまわないと自律神経は整いません。
自律神経を整えるとは、活動モードでよく働く「交感神経」と休息モードでよく働く「副交感神経」をバランスよく高い状態にすることです。
参考 自律神経とは >>
この本には自律神経を整えるための習慣をテーマ別に8章に分け、実践するやり方を108個紹介しています。
今回は108個のうちこれは参考になった、皆さんも参考にしてほしい、と思えることを3回に分けて紹介し、4回目は私が取り組んでいこうときめた習慣について紹介します。
8個のテーマは以下の通りです。
第1章.身の回りの整え方
第2章.時間の整え方
第3章.人間関係の整え方
第4章.身体の整え方
第5章.食の整え方
第6章.行動パターンの整え方
第7章.メンタルの整え方
第8章.自分らしさの整え方
内容につきましては私の主観の部分も反映されており、原文と違った言い回しや表現がありますのでご了承ください。
1章から順にみていきます。
1.身の回りの整え方
ここでは物を整理することにフォーカスしています。
物を探すストレスで自律神経は乱れます。
物を整理する基本にして欲しいこと
物を整理するの基本にしてほしいことは以下の通りです。
1.身の回りを整理して必要なものだけにする。
2.欲しい情報がすぐに取り出せる状態になっている。
3.片づけ・分類のルールを決める。
4.片づけ・分類のルールは状況に合わせて常に見直す。
という事です。
これはやってほしい整理するポイント
物を整理するのにまずここはやっておきたいところを紹介します。
1.鞄を整理する
2.パソコンのファイルを整理する
3.物を置く場所を決める
4.いらないものは捨てる
5.一日に1回は財布の中を整理する
6.帰る前に片づける
です。
身の回りをスッキリして自律神経を整えましょう
出来ることから初めていきましょう。
探したり、選ぶストレスをなくす!
ルールを決めて片付けに迷わない!
何かをしようと思ったときに、すぐに取り掛かることができる態勢になっている事が大事なのです。
身の回りを整えるだけで自律神経が整いやすくなります。
2.時間の整え方
集中できる「勝負の時間」は午前中
人間には「集中力が高まる時間」と「ものを考えるのに適した時間」があります。
それは午前中です。
「午前中を勝負の時間にする」これを実践しやすくすることが重要です。
何をするかは前日までに考えておく
「勝負の時間」が来たらすぐに作業ができる状態する。
昼食後の2時間は仕事がはかどらない時間なので非機能的な時間だと理解する必要があります。
この時間でいちばん大事なことはあきらめることです。
集中しなくてよいルーティンワークをしたり、人と会ったりする時間にする方がふさわしい時間帯です。
あくまで、この時間の効果は期待しない。
最後の1時間は終わりが決まっているので集中力が高まります。
この時間の集中力を有効に使いたいものです。
取り掛かる前に終了する時間を決め、今日中にする仕事を決めて取り掛かることが大事です。
仕事の性質も意識しましょう
仕事には
「内容で区切る仕事」と
「時間で区切る仕事」を分ける必要があります。
内容で区切る仕事は、
クオリティーを大事にする仕事のことです。
じっくりと考えてする執筆や企画を考える事がこれにあたります。
時間で区切る仕事は、
集中力は必要だけどそれほどクオリティーを考えなくて良い仕事です。
資料の整理や書面のチェックなどがこれにあたります。
時間帯に合った仕事をすることで能率アップ!
内容で区切る仕事は午前中勝負の時間が適しています。
時間で区切る仕事は最後の1時間が適しています。
書面のチェックなどを昼の2時間にやろうとすると、ダラダラするばかりで進まずミスが多くなります。
午前中、昼の2時間、最後の1時間、の時間帯と
仕事の性質を意識するだけで仕事の能率が変わってきます。
アクシンデントが起こったら「次の予定」をあきらめる
時間について考えるとき突発の用事を意識する必要があります。
緊急の用事は忙しい時にこそ入ってくるもです。
アクシデントが起こったら「次の予定」をあきらめるという事をあらかじめ決めておきます。
「緊急の用事はすぐにやらなければならない」事がすでに決まっているからです。
大事な局面ではベストなコンディションで臨む必要がります。
「次の用事は大丈夫だろうか?」「何時に出れば間に合うか?」と考える事で集中力を欠きミスを誘発するの防ぐ必要があります。
最初にやるのは次の予定をあきらめること。
必要があれば先方にキャンセルを入れることです。
移動や隙間時間になんとなくスマホを見ない
移動時間などの隙間時間に何となくスマホを見るのをやめる必要があります。
スマホを見るなという事ではなく、なんとなくやってしまうのをやめるという事です。
「今は休む時間なのでスマホを見ている」と意識する事が大事です。
何となく意味のないことをやってしまうのを避ける。
「休むときは休む」、「遊ぶときは遊ぶ」と決めてやる習慣をつけることで、時間を有効に使ええるようになり、コンディションも整っていきます。
環境が変わると「新しい習慣」が必要
就職や転勤で生活が変化したら「新しい習慣」を作り、生活リズムを再構築することも必要です。
コロナ禍でリモートが増えた場合も習慣の再構築は必要です。
3.人間関係の整え方
ストレスの9割は人間関係!!
ストレスは自律神経に大きな影響を与えます。
ストレスの9割は人間関係にあるので人間関係の改善はとても大事です。
ここでもあらかじめ態度を決めておくことが大事です。
決めておくとストレスの軽減になりそうなことを紹介します。
人の評価は口にしない
人の評価を口にしないと決めておきます。
気に入らない人の悪口はその場は気持ち良くても、後々面倒になったり言い過ぎたことを後悔することがほとんどです。
人の評価は「知らない」「分からない」というスタンスで行きましょう。
自分を守るためにも人の「評価は口にしないと」決めておいた方が楽です。
SNSは最小限にする
SNSは自律神経を乱すツールです。
「私ってこんなにすごい」
「こんなにすごい経験をしている」
「こんな有名人と一緒にいる」
などと自己顕示欲を満たす目的があり、見た人は何となくいやな気分になったり焦りを覚えることになるからです。
時間を多く使い、身体のコンディションを崩すことになりやすいものです。
SNSよりも、自分をベストなコンディションにして、目の前の仕事に取り組んだ方が価値ある「つながり」を持つことができます。
目的が言えない飲み会には参加しない
何のための飲み会なのかをはっきり決めて参加しましょう。
無駄な飲み会は、ストレスを感じやすくお酒を飲むことで身体のコンディションを崩すことになりかねません。
つき合いの飲み会は「付き合いが悪い奴と思われないようにする」と目的をはっきりして参加することでストレスが減ります。これも立派な目的です。
そういう理由にもあたらない飲み会はきっぱり断ると決めておきます。
我慢が前提の人脈は断ち切る
「人脈づくり」「ネットワークづくり」に重きを置きすぎていないかを考える必要があります。
我慢してストレスを感じすぎるつき合いは自分のためにならないからです。
本当に付き合うべき人か、自分にとって本当に必要なコニュニティーなのかを意識して線引きする必要があります。
無意味で無価値な関係であるにもかかわらず、それを広げることで「自分のステージが上がった」思う人が多いようです。
真に大事なのは本当の意味で「自分の価値を高めてくれる存在」です。
プライドは百害あって一利なし
プライドは「自分の中」にあるようですが実際は「他人の目」です。
プライドが高い人は人の目を気にしているので自分自身を生きていません。
筆者は「プライドとはがん細胞のような物」といっています。
プライドを捨てれば「他人の目」人の目を気にせず、自分自身に集中することができ、安定した気持ちになれます。
ゆっくり静かに伝える
自律神経を整えるのに「ゆっくり静かに伝える」ことはは簡単で効果的です。
以前のブログでも紹介しています
なぜ、ゆっくり静かに伝えると自律神経が整うのでしょうか?
ゆっくり話すと
感情が入りません
余計なことをいうリスクとその後悔が減ります
相手の印象に残ります
ひと呼吸おいてゆっくり話すと副交感神経のスイッチが入り自律神経が整います。
ぜひやっていただきたい方法です。
続きは次回のブログで紹介させていただきます。
お電話ありがとうございます、
博多あんしん整体院でございます。