「ゆっくり動く」と人生が変わる③

筆者の言う健康とは

「細胞の隅々まで質のいいきれいな血液を流すこと」

といっています。

博多あんしん整体院でも同じ考えで施術しています。

筋肉にしても内臓にしても血流がよくなることで多くの不調が改善していきます。

ゆっくり動くと自律神経の働きが整うので健康になるということです。

１．動作をゆっくり行う

２．自然と呼吸がゆっくり深くなる

３．副交感神経の働きが高まり、自律神経のバランスが整う

４．血流が良くなり、体の隅々まで質のいい血液が流れる

５．健康になる

博多あんしん整体院ではゆっくりとした動きで施術します。

患者様の身体をゆっくりと動かします。

施術家もゆっくり動いて、患者様の呼吸に合わせながら施術します。

ゆっくりした施術は患者様の副交感神経の働きを高めます。

多くの方がリラックスして施術中に眠ってしまいます。

行儀作法には自律神経を整える効果があります。

決められた型にのっとり、ゆっくりを意識して動くことで、呼吸が落ち着き、

自律神経のバランスが整います。

全身の血流がよくなり、五感の働きを回復させてくれます。

所作を「ゆっくり」にするとエレガントになります。

華があるとかオーラがあるといわれる人は押しなべてゆっくり動いています。

ゆっくり動くと人間関係のストレスも減ります。

例えば、ゆっくり動く人はできない約束を簡単にしません。

気の進まない約束などは上手に断ることができるのです。

博多あんしん整体院は所作を大事にしています。

施術における全ての動作を患者様の呼吸に合わせて行います。

患者様に対する触れかた、

持ち上げた手や足の置き方、

などは施術の効果とは関係ないように思われますが、とても大事にしています。

患者様の（呼吸の）リズムに合わせ、丁寧に扱われていると感じてもらったときに身体は

安心して施術を受け入れてくれるようになります。

自律神経が整いやすくなり、施術の効果も表れやすくなります。

本書では名医といわれている

順天堂大学医学部の天野篤教授の手術の場面を例に挙げています。

教授の動きは一見ゆっくりしているように見えます。

手の動きが流れるようで無駄が一切ありません。

難しい場面でも一定のリズムで自然な呼吸をしています。

つまり自律神経が高いレベルで安定し、細胞の隅々まで血液がいきわたっている状態です。

自分のイメージしたとおりに指先が動き、

手術室にいる周りのすべての動きまで見えています。

博多あんしん整体院の施術はゆっくりの方が効果が表れやすいです。

以前は時間内に多くの手技をした方が効果があると考えていました。

今では手技の数を最小限にして、ゆっくり施術しています。

同じ部位に多くの手技を施すより、少ない手技でゆっくりした方が患者様の身体が反応しやすいということに気づきました。

ゆっくり動くことで施術家の自律神経が整い、安定した施術が行えます。

患者様にも「ゆっくり」が伝わるので安心して自律神経が整いやすくなります。

一つのミス動揺を起こし、別の人に影響することはよくあります。

自律神経の乱れは伝染やすいのです。

医者である筆者は「医者が笑顔でいる、つまり自律神経が整っていれば整っているほど患者さんの直りが早くなる」と感じています。

医者が笑顔でゆっくり不安を取り除く口調で話すだけで、

患者の自律神経が整い、見違えるようによくなることが多々あるそうです。

「自律神経が安定した人は、自分だけでなく周りも幸せにする」というのが筆者の考えです。

博多あんしん整体院でもようやくそのことを理解しました。

今迄はこちらの考えを早口で一方的に話す傾向にありました。

今はまず患者様のお話を聞いて、ゆっくりした口調で話すことを心がけています。

ゆっくりとした会話をする方が互いの伝えたいことが伝わりやすく、信頼関係が築きやすい。

つまり、信頼という安心感が自律神経が整うことにつながるということを理解しました。

会話にしても施術にしてもまず、施術家の自律神経が安定することが大事です。

「ゆっくり動く」と人生が変わる

私は名著だと思います。

真新しいことはそんなに書いてありませんが、

自分の生活を見直す。それだけで人生が好転するきっかけになりそうな印象を受けました。

「今迄はバリバリ頑張る」

「効率的に最小限に早く動く」

というイメージで行動していましたが

「落ち着いてゆっくり行動する」ことで地に足がついた行動がとれそうです。

目指すイメージも変わりました。

本書の内容は博多あんしん整体院の整体とイメージは全く同じです。

プライベートでも「ゆっくり」を意識することで、整体と自己の行動に一貫性がでてくるので、気負わず楽に人生を送れそうな気がしています。